今年ももう残り少ないですね。
年末というと年内で仕事の区切りをつけたり、忘年会や大掃除でプライベートも忙しかったりしますよね。
そんな中、私は年末になると毎年必ず「キャリアプランの見直し」を行います。
実際に私は社会人1年目の時から自分の中長期的なキャリアについて考えることで、
30代前半で
- 自分が非常に興味ある業界で働くことができた
- サラリーマン年収で1,000万円超達成
- 月の残業も多くて20時間でストレスフリーな生活
を実現するなど、自分の理想とするキャリアや働き方にグッと近づくことができました。
「キャリアプランの見直しと言われても分からない」という方は多いと思います。社会人1年目の時の私もそうでした。
ただ、毎年続けるうちにやり方もだんだんと分かってきましたし、翌年の仕事のパフォーマンスが間違いなく上がります。
この記事では、実際に私が毎年年末に行っている「キャリアプランの見直し方」についてshareしたいと思います。
多くの社会人はこの「キャリアプランの見直し」を実践できていないと思います。
この記事の内容を実践することで、他の多くの社会人と差をつけることができ、転職市場における市場価値は間違いなく上がるはずです。
- この記事を書いた人
- ≫ あると(@alto-fiij)元国家公務員 (いわゆるキャリア官僚)
- ≫ 30代前半で倍率500倍の超ホワイト企業に転職。
- ≫ 転職時年収200万円UP。転職後2年で年収は2倍以上に。
キャリアアップ・年収アップのための年末の連休を活かしたキャリアプランの見直し方
キャリアアップ・年収アップにつながるキャリアプランの見直し方は以下の順番で行っていきます。
- 今年の仕事の成果を振り返る
- キャリアプランの考え方を学ぶ・アップデートする
- 理想のキャリアプランについて考える
- 転職サイトや転職エージェントに職務経歴書を公開する
今年の仕事の成果を振り返る
いわゆるキャリアの棚卸しですが、キャリアの棚卸しってどうすればいいか難しいですよね。
なのでまずは今年1年間の仕事の成果についてまとめることがおすすめです。
- 今年1年間の仕事でやり遂げたこと
- 今年1年間の仕事をやり遂げるために活用できたスキル・強み
- 今年1年間の仕事をやり遂げたことによって得た経験・スキル
- 来年更に成果を上げるために身に着けるべきスキル・強みや改善点
をまずは整理してみましょう。
特に初めてキャリアの棚卸しをする方は「今年1年間の仕事でやり遂げたこと」がなかなか出てこない方もいるのではないでしょうか。
私は毎年この振り返りを行うことで「年末に振り返って何も成し遂げていないのは嫌だ!」と自分にプレッシャーをかけることで、
必ず毎年職務経歴書に書けるような成果を出し、自分の市場価値を上げ続けてきました。
キャリアプランの考え方を学ぶ・アップデートする
中長期的なキャリアプランを考える上で重要なことは、キャリアプランの考え方について理解を深めることです。
この部分はなかなか自分一人の頭の中だけで理解を深めることは難しいです。
なぜならキャリアプランは「社会人の自分としての未来」を考えることであり、誰もが未経験の領域です。
そのため、外から情報をインプットする必要があります。
周りの上司に話を聞いてもそんなに深く考えている人もいなければ、そもそも連休に付き合ってくれる上司もなかなかいないと思うので、
すでにキャリアとして成功している方の書籍からその方の考え方をインプットするのがおすすめです。
以下のキャリア関する書籍は非常におすすめで私も定期的に読み直しているので、まずはここから読んでみてはいかがでしょうか。
①転職の思考法
転職を考えた時は細かいノウハウに目が行きがちですが、
本書第4章の『仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?』は、
「どういう仕事があなたにとって心から納得のいく仕事となりうるか」の指針となってくれるかと思います。
本書はまさに転職の「思考法」であり、現状で転職までは考えていない方であっても、
キャリアに迷った際にはまず読んでみることをおすすめします。
②転職と副業のかけ算
地方のホームセンターからリクルート等3社を経て、現在は広告ベンチャーの営業部長であるmotoさんが実践してきた「軸ずらし転職」は、
今では転職のスタンダードとも言えるぐらい浸透してきているのではないでしょうか。
「転職」と「副業」に照準を合わせている本書ですが、内容の8割ぐらいは転職の話です。
motoさん自身、本業に重きを置く考え方(収入は副業の方が多くとも本業の努力は怠らない)なので、
現代的な一般サラリーマンの転職指南書としてロールモデルになるかと思います。
ちなみに、年明けに新刊も出されるようで、こちらも個人的には気になっています。
③シン・サラリーマン
ほぼ毎日終電帰りでパワハラ上司から怒鳴られまくりブラックな職場でボロボロになっていたサラタメさん。
その後、残業ほぼゼロのホワイト企業に転職、副業を開始。
登録者60万人を超えるYoutuberとなった後にWebメディアで個人事業主として活躍しています。
かなり分厚い本ですが、物語長でサクサクと読み進めることができますし、
何より「マッキンゼー出身の~」とか「新卒でリクルートの入社後に企業して~」ではなく、
ブラックな職場でボロボロとなっていたサラタメさんの成功体験は「自分もこうなれるのでは…!」と希望を与えてくれます。
理想のキャリアプランについて考える
理想のキャリアプランについて考える際には、中長期的なキャリアプランと短期的なキャリアプランに分けて整理するのがおすすめです。
中長期的なキャリアプラン
中長期的なキャリアプランでは、将来に向けて自分が何をしたいのか、どのようになりたいのかを整理します。
時間軸で言えば10年後~20年後を見据えるイメージでしょうか。
まずは最終的な大きなゴールを設定してみます。
- 農業×ITで新しいことに挑戦したい。
- 営業職としてより単価の高い商品を扱って、年収800万円以上ほしい。
- 将来は今の会社の経験を活かして独立・企業したい。
- 何がしたいのかは分からないけど、家族との時間を大切にして働ける環境に身を置きたい。
そしたら、そのゴールに向けて必要となる経験を整理します。
- ITの知識や経験は今の会社で身に着けることはできるけど、将来的に農業関係に行くのであれば資格取得が必要。
- 社内で単価の高い商品を扱っている部署に行くには、今の部署でこれぐらいの成績を出さないといけない。
- 独立・企業のためには、今の業務で付き合いのあるA社とB社との関係性をもっと良くしておきたい。
- ホワイト企業に行きたいのであれば、そもそも業界を変えないと難しい。
ここでは、一つのゴールに対して一つの経験を挙げましたが、実際には一つのゴールに対して4~5個ぐらいは必要な経験があるかと思います。
ポイントは、この中長期的なキャリアプランの整理においては、夢は大きく、多少無理するぐらいの目標を掲げることがおすすめです。
短期的なキャリアプラン
中長期的なキャリアプランを整理したら、次は短期的なキャリアプランを整理します。
時間軸としてはおおよそ1~3年以内のキャリアイメージです。
今いる会社の今いる部署で何を成し遂げ、次の会社もしくは次の部署で何をしたいかを整理するのがおすすめです。
- 来年は10億円を売り上げて部でTOP3に。2年後には13億円でNo.1に。3年後には高級ラインを扱っている部署に異動する。
- 今の部署はそんなに忙しくないので、この部署にいるうちに難関資格を取得して、次の部署はその資格を活かせる部署を希望したい。
- 今いる会社で来年1年実績を積み上げて、再来年からは転職活動をはじめたい。
ポイントは、具体的に次の会社もしくは次の部署につながるために何をすべきか具体的に整理することが大切です。
転職サイトや転職エージェントに職務経歴書を公開する
キャリアアップや年収アップを目指すのであれば、実際に「転職」を考えていなくても、転職サイトや転職エージェントを活用して「転職活動」を毎年行うのがおすすめです。
なぜなら、キャリアアップや年収アップといったキャリアプランのゴールは自分で設定できますが、最終的にあなたを評価するのは会社です。
転職活動を通して自分の市場価値がどの程度かを知ることで、
- ゴールまではまだまだ遠くて、今の会社でもっと成果を出さなければならないのか
- 転職することで実はゴールはすぐそこにあるのか
が明確に分かってきます。
地図だけあっても自分の位置が分からなければ目的地にたどり着けないように、
転職活動を全くせずに自分の理想のキャリアプランを達成することは非常に難しいです。
2人に1人は転職を経験しているこの時代、理想のキャリアプランの達成のためには転職活動は必須アイテムかもしれません。
自分の市場価値を知るのに個人的におすすめしたいサービスは、ビズリーチです。
ビズリーチは普通の転職サイトではなく、自分の職務経歴やスキルを登録することによって、企業やヘッドハンター側からオファーが来る仕組みとなっています。
実際にオファーが来ると、「あれ?もしかしてもっと高い年収で働ける?」「意外に自分のこのスキルって需要があるんだな」ということを知ることができますよ。
自分の市場価値を正確に知るアドバイスですが、職務経歴書に以下をしっかりと盛り込んでみてください。
- 自分の会社におけるポジションや役割は何か(マネジメント層なのか、ポテンシャル層なのか)
- これまでの仕事でどんなことをやり遂げたか
- その仕事をやり遂げられたのはどんなスキルや強みがあるからか
- 今後、どのようなキャリアプランを考えているか
実は、全てこの記事で考えてきたことなので、すんなりと書けるはずです。
まとめ:年末の連休を活かしてキャリアプランを見直そう
正直、この記事の内容をしっかり実施すると、読書以外の部分で丸一日かかります。
ただ、中長期的なキャリアプランをたった年1回、真剣に考えるだけで、キャリアプランを本気で考えていない人に確実に大きな差をつけることができます。
今の会社で出世を目指すにしても、将来的には転職をするにしても、キャリアプランの見直しなしではキャリアアップも年収アップも難しいです。
この記事を参考に今年の年末や次の連休はキャリアプランを見直してみてはいかがでしょうか。
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