- 公務員からコンサルに転職したいけど、どうすればいいんだろう…。
- 公務員からコンサルへの転職の難易度は?
- ケース面接対策ってやっぱり必要?
コンサル業界は、公務員からの転職先の一つとして検討されることが多い業界の一つです。
一般的には転職難易度が高いコンサル業界ではありますが、
コンサルティングファームによっては、官公庁の業務を請け負うことも多いことから、
公務員であることを強みとして転職できる業界でもあります。
また、公務員として働いていれば自然と身につく「相手にわかりやすく説明する能力」は、
コンサルタントにとって必須能力であり、転職後もこれまでのキャリアを活かしやすいです。
実際に私も転職活動時には、第2志望群としてコンサル業界を受けており、
最終的には複数のコンサルティングファームから内定をいただきました。
その経験も合わせて公務員からコンサルへの転職を成功させるポイントを解説していきたいと思います。
- この記事を書いた人
- ≫ あると(@alto-fiij)元国家公務員 (いわゆるキャリア官僚)
- ≫ 30代前半で倍率500倍の超ホワイト企業に転職。転職時年収200万円UP。
- ≫ 転職活動時、Big4や大手日系コンサルティングファームから内定。
公務員からコンサルへの転職を成功させる秘訣
結論から言うと、公務員からコンサルへの転職を成功させる秘訣は以下の3点です。
- 「公務員とコンサルで共通しているマインド」を理解しておく。
- 「なぜ公務員ではなくコンサルか」をしっかりと整理しておく。
- 転職エージェントで「ケース面接対策」をしっかりと行う。
順番に解説していきます。
「公務員とコンサルで共通しているマインド」を理解しておく
公務員の転職活動において、「公務員であること」を強みとして活かすことは非常に重要です。
そのため、公務員からコンサルへの転職を成功させるためには、「公務員とコンサルの共通点」をしっかりと理解しておくことが重要です。
スキル面であれば、「相手にわかりやすく伝える力」や「相手のニーズをくみ取る力」は公務員の方は長けていることが多いため、強みとなります。
ただ、それ以上に私が考える公務員とコンサルの共通点はそのマインドです。
どのようなマインドでしょうか?
ズバリ「社会や企業に対する貢献の心」です。
顧客の利益・便益を深く考え、提案するコンサルタントは貢献の心が必須です。
「私はそんなことない…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
国・地方問わず、公務員の方は間違いなく民間企業の方に比べて広く深い貢献の心を持っているはずです。
そのため、「貢献の心」を自己PRとしてアピールすることが重要となります。
「なぜ公務員ではなくコンサルか」をしっかりと整理しておく
一方で、公務員とコンサルの違いを整理し、「なぜ公務員ではなくコンサルか」を説明できるようにしておくことも重要です。
私の場合は、
- 今後日本が抱える課題解決に挑戦したい。
- 国家公務員では財政的な支援など強力な支援が可能だが、どうしても全国画一的な支援にとどまってしまう。
- 地方それぞれの状況に鑑みオーダーメイドで課題解決に携われるのはコンサルタントだと考えた。
という理由で「なぜ公務員ではなくコンサルか」を説明していました。
- 現職の公務員で「できること」と「できないこと」の分析。
- コンサルタントであれば、「やりたいけどできないこと」が実現できることの分析。
- それに加え、「やりたいけどできないこと」を実現するには、志望企業が適していることの分析。
を志望動機としてロジカルにまとめることが重要です。
転職エージェントで「ケース面接対策」をしっかりと行う
コンサルの転職面接では、「ケース面接」を実施する企業が多いです。
ケース面接とは、特定の課題(例えば、社会問題の現状推定と解決方策の提案など)が課され、自分の考えをまとめた後に、面接官と議論を行うものです。
「フェルミ推定」など、言葉だけは聞いたことあるのではないでしょうか。
ケース面接は通常の面接とは大きく違うため、事前対策をしっかりとしておくことが大切です。
ただ、ケース面接対策にはフィードバックがかなり重要であり、なかなか独学で対策をすることは難しいです。
そのため、ケース面接対策をしっかりと行ってくれる転職エージェントの活用がおすすめです。
公務員からコンサルへの転職におすすめの転職エージェント
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、コンサルティング業界に特化した転職エージェントです。
現役コンサルタントの転職支援だけでなく、未経験からコンサルタントを目指す人への支援も充実しています。
アクシスコンサルティングの強みは、
- 20,000人の候補者のコンサル転職を支援してきた経験から、アクセンチュアなど企業毎の書類添削や面接対策ができること
- コンサルティングファームとの繋がりが強いため、候補者を直接採用マネージャーやパートナーに推薦できること
であり、
エージェントの質も高く、特にケース面接対策はアクシスコンサルティングにお願いするのがおすすめです。
デロイト、PwCなどのBIG4、アクセンチュア、アビーム、ベイカレントなどの大手ファームを目指す場合はもちろん、
未経験からコンサル業界を目指すのであれば登録必須と言える転職エージェントです。
アサイン(ASSIGN)
アサインは「若手ハイエンド層向け」を謳っており、20代のハイキャリアの方におすすめです。
転職決定時平均年収が850万円と若手向きの転職エージェントとしてはずば抜けて高く、
一方で目先のキャリアではなく、5年後・10年後のキャリアを考えて長期的な視点で求人紹介をしてくれます。
また、サポート体制としては、登録者個人に対してオーダーメイドの選考対策資料を作成するなど、規模が大きくないからこそ丁寧な対応をしてくれます。
2016年創業ということで、歴史はまだ浅い会社ですが、利用者としてはこの小規模なうちに使い倒したい転職エージェントです。
JAC Recruitment
JAC Recruitmentは特に30代以降のハイキャリアの方におすすめです。
JAC Recruitmentの特徴は求職者担当と企業担当を同じエージェントで担当するため、
社風等の雰囲気も含めてミスマッチが少なく、面接後のフィードバックもしっかりと行ってくれました。
紹介してくれる求人は少なめですが、個人的には多くの求人を提案されてこちらで選別するもの大変なので、
質の高いものに絞って提案してくれる形式が私には合っていました。
ただし、ターゲットが30代以降なので、20代の方には向かない可能性がある点には注意が必要ですが、
30代で年収600万円以上のハイキャリアの転職においては一番おすすめする転職エージェントです。
まとめ:公務員からコンサルへの転職を成功させるには複数の転職エージェントの活用がおすすめ
改めてまとめると公務員からコンサルへの転職を成功させるポイントは以下のとおりです。
チェックポイント
①「公務員とコンサルで共通しているマインド」を理解しておく。
②「なぜ公務員ではなくコンサルか」をしっかりと整理しておく。
③転職エージェントで「ケース面接対策」をしっかりと行う。
公務員の場合、企業HPや転職サイトからの応募だけだと、書類選考の段階で公務員というフィルターだけで機械的に落とされてしまう可能性があります。
転職エージェントを利用すれば、企業に直接推薦状と合わせて書類送付をしてもらえるため、書類選考の通過率も確実に高くなります。
そして公務員の方は転職経験がない方がほとんどのはずです。実際に私もそうでした。
転職活動で失敗しないためには、我流で進めるのではなく、転職サポート経験が豊富な転職エージェントに相談するのが一番です。
この記事がすべての公務員の方の効率的な転職活動につながることを願っています。
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