最近、『【公務員から民間】実際に使ったおすすめ転職サイト・転職エージェント【4選】』の記事に「ビズリーチ 公務員」というキーワードで多数の方が流入していただいております。ありがとうございます。
おそらく「ビズリーチ 公務員」で検索される方は
- 公務員でもビズリーチは使えるの?
- 公務員でもビズリーチでオファーは来るの?
- 実際にビズリーチを使ったことがある公務員の感想を聞きたい!
などの疑問を持っているかと思います。
確かに、ビズリーチの特徴である「スカウト」や「ヘッドハンティング」って「公務員」とはなかなか結び付かないですよね。
私は大きく分けて2回転職活動をしている(1回目は一度転職を諦めた)のですが、
1回目の転職活動の時には、「公務員にスカウトなんて来ないだろうなぁ」と思ってビズリーチには登録していませんでした。
ただ、2回目の転職活動の時にビズリーチに登録してみると、思った以上にスカウトが来て、1回目の時にも登録しておけばよかったと後悔しました。
そこで、この記事を読んで下さっている公務員の方が同じ後悔しないように、
実際にビズリーチを活用し、30代前半で国家公務員を辞めて民間企業に転職した私が、
- そもそもビズリーチはどんなサービスか。
- なぜビズリーチが公務員におすすめなのか。
- ビズリーチのデメリットとそれを補う方法。
を解説します。
ちなみに私の場合、某外資系戦略コンサルタント、某大手窓(サッシ)メーカー、某大手飲料メーカーなどから面談・面接確約のプラチナスカウトを含むオファーがありましたよ。
- この記事を書いた人
- ≫ あると(@alto-fiij)元国家公務員 (いわゆるキャリア官僚)
- ≫ 30代前半で倍率500倍の超ホワイト企業に転職。
- ≫ 転職時年収200万円UP。転職3年後には年収が2倍以上に。
- ≫ 転職時にビズリーチを活用。現在も年1回はビズリーチで職務経歴書を更新。
ビズリーチとは
ビズリーチはプライム市場にも上場しているビジョナル株式会社が運営する転職サイトです。
公開求人数は約110,000件(※2024年4月時点)。年収1,000万円の求人が3分の1以上であり、高年収求人を多数掲載しています。
ビズリーチの特徴
一般的に転職の方法は大きく3つに分かれます。
転職サイト | 公開されている企業の求人情報から、自分で求人を探して応募する方法 |
転職エージェント | エージェントとの面談を通して、エージェントから求人の紹介を受けて応募する方法 |
スカウト | 職務経歴書を公開して企業からのスカウトを受ける方法 |
そしてそれぞれの転職方法のメリット、デメリット、どんな方におすすめかは以下のとおりです。
ビズリーチは転職サイト、エージェント、スカウトサービスのすべての要素を持っており、その中でも特にスカウトサービスの側面が強いことが特徴です。
また、ビズリーチに登録されている約7,300人(※2024年1月末時点)のヘッドハンターは、ビズリーチの独自の審査を通過している優秀なヘッドハンターであり、
実績などに応じてSランクからDランクまでの「ヘッドハンタースコア」で評価が可視化されています。
実際には人同士のため、面談してみないとわからないことはありますが、Aランク以上のヘッドハンターだけ選り好むなどすることも可能です。
ビズリーチは勤務先に転職活動がばれる可能性がある?
ビズリーチでは、「企業ブロック」という機能があり、登録した企業に対して職務経歴書を個別に非公開に設定することもできるため、勤務先に転職活動がばれる心配はありません。
行政機関も企業ブロックでき、私も実際に自分の所属省庁はブロックして転職活動を進めていました。
ビズリーチの料金プラン:3か月以上無料で使える
ビズリーチは無料プランの場合は機能に制限がありますが、無料で有料プランが使えるプレミアムチケットなるものがあり、
- 基本ステップ完了 :30日間のプレミアムチケット
- 無料体験への申込 : 7日間のプレミアムチケット
- スカウトへ返信(5人) :30日間のプレミアムチケット
上記を全て満たせば67日間は有料プランを無料で利用できます。
その他にも
- 新規登録で30日間のプレミアムチケット
- レジュメ更新で30日間のプレミアムチケット
- 〇周年記念で30日間のプレミアムチケット
など、キャンペーンを利用すれば、より長い期間有料プランを無料で利用できます。
ちなみに私が実際に転職活動をしていた際には、有料プランはチケットでしか利用したことがなく、
基本的には無料プランで転職活動を進めていました。
なぜなら、ビズリーチの醍醐味ともいえる企業からのプラチナスカウト(面接確約)は無料プランで利用可能だからです。
結果として無料プラン(+プレミアムチケット)でも年収を200万円以上アップさせて転職成功できましたので、個人的には無料プランで十分かと思います。
公務員にビズリーチがおすすめの理由①:企業やヘッドハンターとのミスマッチが少ない
ビズリーチの特徴でも述べたとおり、ビズリーチは普通の転職サイトではなく、
自分の職務経歴やスキルを登録し、企業やヘッドハンター側からオファーが来る仕組みとなっています。
私が実際に官僚を辞め、民間企業に転職した際に感じたことは、
「官僚や公務員は転職市場では一風変わったキャリアを持つ人」であるということです。
ビズリーチでは、私たちが官僚や公務員であることを分かった上で、企業やヘッドハンター側がオファーしてくるため、
大手転職エージェントの紹介求人に比べ、企業やヘッドハンター側とのミスマッチが少ないと感じました。
公務員にビズリーチがおすすめの理由②:実は官公庁や教員の求人もある
転職サイトとしてのビズリーチでは、求人の業種として「その他(教育・官公庁)など」という業種が設定されており、
その中には教員や独立行政法人、公益社団法人、自治体からの求人もあります。
これらの求人では、公務員での経験をそのまま活かすことができる可能性が高いです。
実際に私もそうだったのですが、公務員は所掌分野が非常に広く、なかなか自分の希望した部署への配属がかないません。
そのため、公務員の方の転職理由のひとつに「自分が興味ある分野で働きたかった」というのがあるのではないでしょうか。
記事執筆時点(※2024年4月)は「その他(教育・官公庁)など」の業種として1,200件以上の求人があり、
自治体からの求人は特定分野のアドバイザーの求人が多く見受けられるため、
公共性・公益性が高い仕事をしながらも、自分の興味のある特定分野で活躍していきたいという公務員の方におすすめです。
公務員にビズリーチがおすすめの理由③:年収アップが狙える
ビズリーチでは、公開求人数は約110,000件(※2024年4月時点)のうち、年収1,000万円の求人が3分の1以上であり、
35歳以上の転職後年収が平均850万円の実績があります。
公務員からの転職でいきなり1,000万円以上の年収は現実的に難しいかもしれませんが、
実際に年収600万円以上の求人はかなりありますし、逆に年収400万円以下の求人は私が探した限りでは見つかりません。
ビズリーチの登録には年収制限はありませんので、公務員からの転職でも年収アップを十分に狙えます。
実際に私が受けたオファーもほぼすべてが年収アップのオファーでしたよ。
公務員にビズリーチがおすすめの理由④:企業からスカウトが来るため時間効率がよい
ビズリーチはレジュメ(職務経歴書)を一度登録してしまえば企業からスカウトが来るため、時間効率が非常によい転職サービスです。
ただし、企業からスカウトを呼び込むにはレジュメをしっかりと作りこむ必要があります。
実際に公務員と民間企業の両方で働いたことがある私が感じていることは、
公務員の方は業務で書類を作成する機会が多いことから、民間企業の方に比べて書類作成スキルが高いです。
そのため、実はビズリーチの「レジュメを登録してオファーが来る形式」は公務員に向いています。
間違いなく時間効率は全転職サービスの中でもトップクラスなので、
メインの転職サービスとして別の転職エージェントを活用している公務員の方でも、
とりあえず登録しておく価値があるおすすめの転職サービスです。
ビズリーチのデメリット
ここまでビズリーチのいいところを紹介しましたが、ビズリーチにも1つだけデメリットがあります。
それは、 スカウトサービスという性質上、 履歴書や職務経歴書の添削などの転職のノウハウ部分のサポートがないということです。
公務員の方は転職経験がない方がほとんどのはずです。実際に私もそうでした。
そのため、 サポートの手厚いマイナビエージェント(20代向け)やリクルートエージェント(30代向け)と併用するのがおすすめです。
まとめ:ビズリーチは公務員にもおすすめの転職サイト
まとめると以下のとおりです。
ポイント
≫ビズリーチは公務員でも使える。年収アップも狙えるおすすめの転職サイト。
≫公務員だとわかった上でスカウトが来るためミスマッチが少なく、時間効率もよい。
≫書類作成スキルが高い公務員にとって、ビズリーチの「レジュメを登録してオファーが来る形式」は向いている。
≫サポートに手厚い他の転職サービスとの併用がおすすめ。
ビズリーチは個人的には時間効率が最強の転職サイトだと思っていますので、忙しい公務員に特におすすめします。
会員登録したからと言って興味のない面談を強要されたり、電話がかかってくることは一切ないためまずは情報収集したい方にとっても安心です。
ただし、レジュメの登録にあたっては、注意が必要です。
なぜなら、公務員の数字としてのノルマを持たない仕事の感覚は民間企業の人事の方に理解し難いことが多いからです。
可能な限りかみ砕いて、あなたの仕事がイメージできるように成し遂げたことを具体的な数字で説明することがポイントです。
その上で、
- 自分の組織におけるポジションや役割は何か(「係長」や「主事」ではなく、どれくらいの人数規模のチームのまとめ役なのか、プレーヤーなのか。)
- これまでの仕事でどんなことをやり遂げたか(どれくらいの人と連携して仕事を進めたか)
- その仕事をやり遂げられたのはどんなスキルや強みがあるからか
- 今後、どのようなキャリアプランを考えているか
をまとめてみてください。
職務経歴書を登録するだけで、あなたにもきっと運命のスカウトが訪れますよ。
コメント