こんにちは、あると(@alto-fiij)です。
この記事は以下のような方におすすめです。
- 自己PRってどうやって書けばいいんだ。。。
- 自己PRに書けるような実績がない。。。
- 自己PRが良くないのか、中々書類選考や面接選考を突破できない。。。
転職活動するにあたって自己PRは最初の難関であり、最後の決め手にもなってくる、企業があなたを採用するにあたって最も重視する項目の一つです。
企業は主に「あなたを雇うことで会社に利益や良い影響をもたらしてくれるか」を自己PRで判断し、「あなたがこの会社で熱量を持って長く働いてくれるか」を志望動機で判断しています。
ただ、自己PRは書類選考によっては文字数制限があったり、面接においても「〇分で簡潔に話してください」と言われたり、コンパクトに分かり易くまとめるのは難しいです。
そして重要と分かっているからこそ、何を書けばいいかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな自己PRの書き方についてShareしたいと思います。
私は自身の転職活動において、この考え方で自己PRを作成し、公務員→民間企業という未経験の業種への転職ながらも、書類通過率は100%。
面接でも1社を除き全ての面接選考を通過し、複数の戦略コンサルタントや大手企業から内定を頂き、最終的には倍率500倍超の超ホワイト企業に転職しました。
私自身は未経験の転職活動でしたが、この考え方は同業界・同業種の転職のキャリアアップにも役立つかと思いますので、是非参考にしてください。
自己PRで書くべき3つの重要ポイント
重要なポイントは主に以下の3つです。
- 数字で具体的に示す
- 達成難易度が誰にでも分かるように示す
- 自己PRは3つ用意し、志望企業にマッチしたものを使う
1. 数字で具体的に示す
「自己PR 書き方」で検索するとおそらくいっぱい出てくるかと思いますが、やはり数字で具体的に示すことは重要です。
例えば、あなたが法人向けにサービスを提供するA社の営業職だったとしましょう、
「私は、A社で営業として働き、部署の売り上げに大きく貢献しました。」
こんな自己PRではダメダメです。
上述のとおり、企業はあなたの自己PRから「あなたを雇うことで会社に利益や良い影響をもたらしてくれるか」を判断したいのです。
そのためには、あなたがどのような強みを活かして、どのような働き方で、どれほど貢献してくれるかを企業側にイメージさせないといけません。
「私は、現職で法人営業を担当しています。私は強みである傾聴力を活かして、顧客とのコミュニケーションの中で不満点にいち早く気づき対応することで、3年間での平均の解約率を2%に抑えつつ、顧客それぞれにあったプランを提案することで、3年間毎月5件の新規契約を取り続けた結果、3年連続で部署の売り上げを10%以上増加させました。」
「どのような強み」「どのような働き方で」までは盛り込めている方は多いかと思いますが、必ず数字を示してあなたがどれほど貢献してくれるのかを企業にイメージさせましょう。
例えば、上の例だと「毎月バリバリ新規契約を取るというよりも、既存顧客を大切にしながら働ける人なんだな」という貢献のイメージが企業側も出来るはずです。
2. 達成難易度が誰にでも分かるように示す
「数字で具体的に示す」は出来ている人は多いのですが、「達成難易度が誰にでも分かるように示す」が出来ていない人は凄く多いです。
あなたがせっかく一生懸命に歯を食いしばりながら働いて得た実績も企業に伝わらなければ自己PRとしては意味を成しません。
特に未経験業種に転職される方は、現職の業界では当たり前のことも、志望企業の業界では当たり前ではないということもありますので特に留意してください。
私自身も公務員から民間企業へ転職するにあたり、公務員特有の業務内容の困難さを分かり易く伝えることにはかなり悩みました。
「財務省との協議」や「国会議員への対応」と言えば公務員からすれば簡単にイメージ出来る「最も厳しい業務の一つ」ですが、民間企業ではこんな業務はないのでイメージ出来るはずがありません。
では、達成難易度が誰にでも分かるようにするにはどうすればよいでしょうか。
それは、社会人であればおおよそ全ての人に共通する「時間」「期間」「頻度」「関係者の人数」を具体的に示し、面接官が脳内であなたの立場になって仕事するをイメージ出来るように伝えることです。
例えば、先ほどの例
「私は強みである傾聴力を活かして、顧客とのコミュニケーションの中で不満点にいち早く気づき対応することで、3年間での平均の解約率を2%に抑えつつ、顧客それぞれにあったプランを提案することで、3年間毎月5件の新規契約を取り続けた結果、3年連続で部署の売り上げを10%以上増加させました。」
こちらは、私の成果については数字で具体的に示しているため、結果がどうだったかは具体的にイメージ出来ますが、それまでの過程は具体的にイメージしにくいです。
例えば、「顧客とのコミュニケーションの中で不満点にいち早く気づき対応することで、3年間での平均の解約率を2%に抑えた」部分について、
「私は約100店舗を顧客に抱えていますが、最低2週間に1回は必ず顧客に電話やメールでコンタクトを取り、不満点を自ら回収していくスタイルを3年間続けたことで、顧客と良好な関係を築き、社内では同商品の解約率が約10%のところ、私は3年間での平均の解約率を2%に抑えました。」
であれば、より私の働き方が分かりますよね。
私も営業をやったことない中でこの文章を書いていますが、1日あたり10社と連絡を密にとったり、社内で平均10%のところを2%の解約率で抑えているこの人は優秀なんだろうなぁと思います。
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以下は余談ですが、もしかしたらこの記事を読んでいる営業職の方は「1日あたり10社とか当たり前!少ないぐらいじゃないの?」と思うかもしれません。実はその感覚も大切です。
あなたにとっては当たり前のことかもしれませんが、志望企業にとっては当たり前ではない場合、それがすごく良い数字に映ることもあります。
例えば、「平均の解約率が2%」の部分。一般的に2%という数字は低い数字であり、面接官が特別その商品について詳しくない限りは「平均の解約率が2%」は良い数字に映るはずです。
なので、仮に「社内の同商品の解約率が1%」であり、社内平均より悪い場合でも、社内平均を言わず解約率2%の実績を堂々と喋っちゃって構いません。
あなたは決して嘘はついていませんし、2%に至るまでのプロセスが評価されるはずです。
自己PRは3つ用意し、志望企業にマッチしたものを使う
大前提として転職活動はハイスペックであることを振りかざす場ではなく、企業と転職希望者がマッチングする場です。
つまり、あなたがいくら超ハイスペックでも、企業が求める人物像にマッチしなければ内定とはなりません。
例えば、個人でゴリゴリに営業できる能力を求めている企業もあれば、強い力でチームを引っ張っていくことができる能力を求めている企業もありますし、チームをまとめる調整能力を求める企業もあります。
同じ「プロ選手求む!」という求人でも、求めている母体がサッカーチームなのか、テニスチームなのか、はたまた将棋のプロなのかで求められるものが違うのと同じです。
なので、志望企業それぞれに合った自己PRをする必要があるのです。
どういう自己PRをすればよいかは、ほぼすべての求人票や中途採用HPに「求める人物像」というものが公開されているはずですので、そちらを参考にするのが良いでしょう。
(なければ新卒採用の求める人物像も大きな方向性としては同じかと思いますし、エージェント経由で企業に確認することも可能です。)
私のおすすめは、自己PRを3つ用意し、志望企業にマッチしたものをメインの自己PRとして選ぶことです。
転職活動は複数の企業に並行して応募することになるかと思いますので、最初に3つ自己PRを作ってしまえば、後は最もマッチするものを選ぶことで時間の短縮にもなります。
そして、自己PRは後々面接で
- 「自己PRをお願いします」
- 「これまで困難なことをどう乗り越えてきましたか?」
- 「これまであなたの一番の成果は何ですか?」
と色々形を変えて聞かれることになるので、ストックが多いに越したことはありません。
「自己PRは志望企業にマッチしたものを」これは必ず確認するようにしてください、
まとめ:自己PRは志望企業に響かなければPRとならない
「自己PR」とは言い換えると「私は企業が求める人物像にものすごくマッチした人間ですよ」ということを伝えることです。
- 数字で具体的に示す
- 達成難易度が誰にでも分かるように示す
- 自己PRは3つ用意し、志望企業にマッチしたものを使う
これらのポイントを押さえて自己PRを作成することによって、書類選考や面接選考の合格率をぐっと上げることが出来るはずです。
「自己PRをの書き方は分かりました!けどいまいち実績は。。。」
という方がいらっしゃいましたら『 転職を考えたらまずやること【結論:現職を今以上に頑張る】 』も参考にしてみてください。
この記事があなたの転職活動のお役に立てば幸いです。
では、また。
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